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「上手な付け方が分からないから」と、しまったままになっているブローチはありませんか?
いざ付けようと思ってもその付け方に悩んでしまいがちなブローチですが、実は様々な使い方ができる便利なジュエリーなのです。
今回はブローチの基礎知識から上手な付け方までご紹介します。
この記事を参考に、お手持ちのブローチをもっと活躍させてみましょう!
1.ブローチとは
そもそもブローチとは、一体どんなものを指すのでしょうか。
ブローチとは、洋服などにピンで留めて使う装飾品です。
もともとは生地や衣服の端を留めるための実用的な道具でしたが、次第に装飾が施されるようになり、装身具として使われるようになりました。
現在ではその素材も幅広く、金属製や布製、陶製など様々なものがあります。
また、ブローチと似たイメージのものとしてバッジやコサージュがありますが、これらとブローチには違いがあります。
現在ではファッションアイテムという認識の強いバッジですが、バッジは所属や階級を示すという基本的な役割を持っています。
また、コサージュは女性が胸元に付ける花飾りのことを指します。
このような点がブローチとバッジ・コサージュとの違いと言えます。
2.ブローチの種類
皆さんはブローチと聞いてどんなものをイメージするでしょうか?
ブローチは、非常に多くの種類に分けられます。
ここでは、留め具の種類と用途別にブローチの種類を紹介します。
種類によってブローチを付けた時の見え方や印象もそれぞれですので、ぜひお気に入りのものを見つけてみてください。
2-1.留め具別
まずは、使われている留め具の種類ごとにブローチを見てみましょう。
針を刺して固定する一般的なタイプの留め具にもいくつか種類があります。
また、針を刺さずに固定するタイプの留め具もあります。
それぞれの留め具の特徴について見ていきましょう。
①ブローチピン
ブローチの留め具の中で最も一般的で広く使われているのがブローチピンです。
このブローチピンは、さらに2種類に分けることができます。
・風車式
1つ目は、円形の留め具に入った切れ込みに針先を引っかけてからその留め具を回すことで針を固定するタイプです。
針の先端を収納する留め具が回転する仕組みになっていることから、風車式と呼ばれています。
ピンを留めた後も外れにくいのが特徴です。
・鉄砲式
2つ目は、筒型の留め具に入った切れ込みに針先を入れてから留め具を押しこんで固定するタイプです。
この留め方から、鉄砲式と呼ばれています。
鉄砲式の留め具はバネが使われているためしっかりとロックがかかり、不意にブローチが落ちてしまう心配がありません。
②スティックピン(ピンブローチ)
片側の針先に装飾が付いており、反対側の針先に留め具を付けてブローチを留めます。
針は長めで、ブローチを付けた時に留め具が表から見える形になります。
ブローチの両端をチェーンでつないでいるデザインもあります。
③ジャボットピン
両方の針先に装飾が施されているタイプです。
片側はパールになっているデザインが多いです。
付けた時に表から留め具が見えてしまうのは好ましくないという方もいらっしゃいますが、このタイプならば留め具が見えてもおしゃれさを演出することができます。
④タックピン(タイニーピン/スタッドピン)
ピアスのような造りで、装飾部分と留め具が別々になっています。
装飾部分から垂直に出ている針を生地に刺し、裏側から留め具を付けてブローチを留めます。
留め具のつまみを押さえながら引っぱることで付け外しすることができます。
ブローチを付けた時、表からは装飾部分のみが見え、留め具は裏面にくるようになっています。
比較的小さいサイズのブローチに使われることが多いです。
⑤クリップピン
名前の通り、クリップ型になっている留め具です。
固定する力は生地に針を通すものよりも劣りますが、付けるときに生地に穴が開かないのが最大のポイントです。
針を刺す必要がないため、洋服やバッグに限らず靴などにも付けることができます。
2-2.用途別
ブローチは、留め具の種類だけでなくその用途によっても様々な種類に分けられます。
中にはいくつかの使い方ができ、用途を兼ねるブローチもあります。
①スプレーブローチ
肩に付けるブローチをスプレーブローチと言います。
花をモチーフにしており、胸に花を一輪差しているようなイメージのブローチです。
②ハットブローチ
名前の通り、帽子に付けるブローチです。
つばの根本に近い位置につけるのがおすすめです。
つばの無い帽子の場合は、かぶった時にブローチが耳の上あたりに来るように付けると良いでしょう。
アクセントになる小ぶりのものから目を引くような大ぶりのものまで、様々な種類があります。
③ラペルピン
主に男性が、ジャケットの襟にあるボタンの穴(フラワーホール)に差して使います。
もともと穴が開いているところに付けるため、生地を傷めにくいのが特徴です。
④タイタックブローチ
ネクタイを固定するために付けるタック式のブローチです。
ブローチからチェーンが繋がっているものもあります。
これはネクタイとシャツを固定するためのもので、ブローチをネクタイに留めてから、チェーンの先に付いたパーツをシャツのボタンやボタン穴に引っかけます。
これによって、ネクタイが動くのを防ぐことができます。
また、ジャケットの襟に付けるラペルピンとして使うこともできます。
3.ブローチの上手な使い方
ブローチの種類が分かったところで、次に実際のブローチの使い方について見ていきましょう。
ワンパターンな使い方になりがちなブローチですが、工夫次第で様々な雰囲気を演出することができます。
ここでは、ブローチの基本的な使い方から少し変わった使い方まで、ブローチの楽しみ方をご紹介します。
※ブローチは利き手と反対側に付けるのが良いとされています。
また、ショルダーバッグなどを使われる方も、肩紐がかからない方にブローチを付けるようにしましょう。
3-1.無地のバッグやTシャツのアクセントに
まず最も簡単に試していただけるブローチの使い方として、無地の洋服やバッグのアクセントとしてブローチを付けるという方法があります。
そのままではシンプルすぎて少し寂しい印象の洋服やバッグも、ブローチを付けることで簡単に印象を変えることができます。
カジュアルでもフォーマルでも試していただける使い方です。
3-2.マフラーやストールの留め具に
ストールやマフラーを巻いたら、鎖骨の上あたりにブローチを付けてみましょう。
おしゃれにみえるだけでなく、着用時にシルエットが崩れるのを防止することもできます。
ストールやマフラーを広げて肩に掛けて、センターで留めるのも良いでしょう。
ストールやマフラーの巻き方とブローチの付け方の組み合わせによって、様々な表情が楽しめる使い方です。
3-3.ネックレスの装飾に
工夫次第で、ブローチを別のアイテムに変身させることもできます。
ブローチにネックレスチェーンを通すことで、簡単にネックレスにすることができるのです。
クリップ式のブローチの場合は、パールのネックレスなどをお好きな高さで束ねるのも良いでしょう。
3-4.髪飾りに
ブローチは洋服やバッグだけではなく、髪にも付けることができます。
お気に入りのブローチはヘアアクセサリーとしても使うことができるんです。
少し太めのヘアゴムにブローチを付ければ、あっという間に素敵な髪飾りが完成します。
筒状の金具が通してあるヘアゴムの場合は、ヘアゴムと金具の間にブローチの針を通して留めることで、見栄えもより良くなります。
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3-5.チェーン付きのブローチを襟に
チェーン付きのブローチをシャツの両襟に渡して付けるのもおしゃれです。
男性がラペルピンとしてジャケットの襟に付けているのをよく見るチェーン付きブローチですが、この方法ならば女性でも気軽に取り入れることができます。
左右対称のデザインならばかっこよく、左右で異なるデザインならば個性的にみせることができます。
3-6.帯留めに
着物や浴衣を着られる方におすすめしたいのが、ブローチを帯留めとして使う方法です。
ブローチを帯留めとして使うための専用の金具が販売されています。
金具に開いた小さい穴にブローチの針を通して留めた後、通常の帯留めのように金具に帯締めを通して身に付けます。
金具のサイズも大小取り揃えられており、様々なデザインのブローチに対応可能ですので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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【おまけ】ブローチを付ける時の便利アイテム
ここまでブローチの付け方についてご紹介してきましたが、ここでブローチを付ける時に役立つ便利アイテムを1つご紹介します。
ブローチを付ける時、落として失くしてしまわないか心配になってしまうことってありますよね。
留め具で固定されているとはいえ、何かの拍子に圧力がかかってブローチが外れてしまうこともあるかもしれません。
そこで一度お試しいただきたいのが、セイフティーボールという製品です。
これは生地に針を刺して固定するタイプのブローチに使うことができる製品で、ブローチが落下してしまうのを防止することができます。
一度生地に針を刺した後、このセイフティーボールを針に通してからブローチを留めます。
すると、このセイフティーボールがストッパーの役割を果たし、万が一留め具が外れてしまってもブローチが完全に落下してしまうのを防ぐことができます。
値段も安価ですので、大切なブローチを失くしてしまう前にぜひ一度お試しください!
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4.ブローチの穴を目立たなくする裏技
使い方次第で、同じブローチでも様々な印象を与えられることが分かりましたね。
しかし、ブローチを付けるにあたって避けて通れない悩みが一つあります。
それは生地に穴が開いてしまうことです。
仕方のないことではありますが、できるだけ穴を目立たなくしたいですよね。
お気に入りの洋服やバッグに付けるならばなおさらです。
ここでは、ブローチを付けた時の穴をできるだけ目立たなくさせる裏技をご紹介します。
簡単な方法ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
4-1.あて布をする
ブローチを付ける時に、あて布をする方法です。
フェルトなどの厚みがある布を針よりも一回り大きく切ります。
この布を、ブローチを付ける部分の裏側にあててからブローチを留めます。
ブローチと生地がしっかりと固定されることで動きにくくなり、穴が広がってしまうのを防ぐことができます。
4-2.テープで補強
ブローチを付ける部分の生地の裏側に、マスキングテープや絆創膏を貼って生地を補強します。
このテープの上から針を刺して、ブローチを留めます。
ブローチと生地がしっかりと固定されることで動きにくくなり、穴が広がってしまうのを防ぐことができます。
テープ類は事前に穴を開けておくと楽に装着することができます。
4-3.縫い目に付ける
生地の縫い目にピンを刺してブローチを付ける方法です。
もともと隙間が開いている場所に針を刺すため、生地に新たな穴が開くことはありません。
ただし、ざっくりとした編み方のニットなどに重みのあるブローチを付けてしまうと、縫い目が大きく広がってしまうことがありますので注意しましょう。
4-4.波縫いで付ける
針を通す時、波縫いのように狭い幅で生地を何度かすくってから留めます。
穴の数は増えてしまいますが、生地にかかる力が分散するため一つ一つの穴が大きくなりにくいです。
付けると重みによって下を向いてしまうブローチにも効果的な付け方です。
4-5.針で生地を多くとる
針を通す時、できるだけ多く生地をすくってから固定する方法です。
生地を多くすくうことでブローチの可動域が狭まって動きにくくなり、着けているうちに穴が広がってしまうのを防ぎます。
4-6.スチームアイロンをかける
これはブローチを付けた後のケア方法です。
薄手の素材などにブローチを付けると、穴がくっきりと残ってしまうことがあります。
そんな時には、スチームアイロンを浮かせた状態で当ててみましょう。
穴の開いた部分の生地を鈎針などで寄せるようにして整えたり、豚毛などのブラシで軽く擦ったりしながらスチームアイロンをあてると、繊維が起き上がって穴が目立ちにくくなるのです。
※必要に応じてあて布などをしてお試しください。
終わりに
いかがだったでしょうか。
簡単に雰囲気に変化を出せるブローチ、この記事を参考にこれからぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
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最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。