ネックレスはデザインが豊富でいつの時代も人気のアイテムです。
そんなネックレスですが、すぐに絡まってしまうという弱点があります。
着けようと思ったのに絡まっていて、解くだけで疲れてしまったというご経験もおありではないですか?
今回はネックレスが絡まない保管方法と、絡まってしまった時の解き方などについてご紹介します。
それではご覧ください!
目次
1.なぜネックレスは絡まるのか?
いつの間にか絡まってしまうネックレス、その原因は一体何なのでしょうか。
それは、チェーンの部分と留め具・ペンダントトップが絡まってしまうというところにあります。
ネックレスを動かしたときに、留め具やペンダントトップがチェーンの隙間に複雑に入り込んでしまうことでネックレスが絡まってしまうのです。
そして、さらにその原因となっているのが、誤った保管方法です。
保管の仕方が悪いと、ネックレスが無駄に動いたりネックレス同士が接触したりしてしまい、その結果として絡まってしまうのです。
家に置いておく時でも持ち運ぶ時でも、ネックレスが絡まってしまう根本的な原因は保管方法が誤っていることにあったのです。
2.ネックレスが絡まると起こる3大トラブル
では、ネックレスが絡まってしまうとどうなってしまうのでしょうか?
ネックレスが絡まると起こる3つのよくあるトラブルをご紹介します。
2-1.解こうとするうちに結び目がかたくなる
ネックレスを解こうとしているうちにどんどん結び目がかたくなり、気づけば最初よりも絡まりがひどくなってしまったということはよくあります。
これは、ネックレスが色んな方向に引っ張られたり、無理な力がかかったりしたことが原因で起こってしまうトラブルです。
2-2.チェーンの表面に傷がつく
チェーン同士の摩擦などによって、表面に傷がついてしまうこともあります。
表面に傷がつくと見た目が悪くなるだけでなく、表面のコーティングが取れてしまい、変色やサビなどの新たなトラブルを招いてしまう可能性もあります。
2-3.チェーンが切れてしまう
チェーンに力を入れて引っ張っているうちに、チェーンが切れてしまうこともあります。
特に、チェーンが細い華奢なデザインのネックレスで起こりやすいトラブルです。
チェーンが切れてしまった場合、チェーンの交換や修理が必要になってしまいます。
3.ネックレス保管の2つのルール
ご紹介したような、ネックレスが絡まることで起こるトラブルはなるべく避けたいですよね。
実は、ネックレスを保管するときにたった2つのルールを徹底するだけで、ネックレスの絡まりとトラブルは抑えることができます!
この2つのルールを守ることが、ネックレスの絡まりを防止する第一歩ですので、ぜひ覚えておきましょう。
3-1.ネックレス同士を離す
複数のネックレス同士が絡まってしまった時の原因は、ネックレス同士がくっついた状態で保管されていたことにあります。
ネックレス同士が接触しないようにすることで、絡まりを防ぐことができます。
3-2.保管方法は仕切るか吊るすか
ネックレスの保管方法は、「仕切る」か「吊るす」のどちらかにすると覚えてください。
トレーなどにまとめて直置きしているという方も多いかもしれませんが、ネックレスが絡まりやすく、あまりおすすめできない保管方法です。
4.ネックレスを絡ませない7つの保管方法
ここからは、この2つのルールを守った具体的なネックレスの保管方法についてご紹介していきます。
正しい保管方法さえ知っていれば、ネックレスが絡まってしまうことはほとんどなくなります。
身近にあるものを使ってでできる方法も多くありますので、実際にお試しいただき、ネックレスが絡まるお悩みから卒業しましょう!
①ジップ袋に入れる
小さいジップ袋が2枚あればできるお手軽な方法です。
かさばらないため、持ち歩く時にもおすすめです。
また、ペンダントトップに高価な素材を使っている場合でも、しっかりとその部分を保護することができます。
- ペンダントトップを袋に入れ、チェーンは外に出した状態でジップを閉じる。
- 袋を適度な大きさに折り畳み、チェーン部分を袋に巻きつける。
- チェーンを巻き付けてある袋を、もう一つの袋の中に入れる。
- 袋の中の空気を抜いてジップを閉じる。
②ストローに通す
意外かもしれませんが、ストローでもネックレスを上手に保管することができます。
ストローの長さを調節すれば、ブレスレットの保管などにも応用できますので、覚えておくと便利かもしれません。
1.ストローを、チェーンの半分弱くらいの長さに切る。
2.ネックレスの留め具を外し、チェーンの片側をストローに通す。
3.ネックレスの留め具を留める。
4.(本数が多い場合は、まとめてシップ袋に入れたり、ペン立てに立てたりする。)
③ティッシュでくるむ
簡単な方法ですが、ネックレスを一つずつティッシュにくるむだけでネックレス同士の絡まりを予防することができます。
ティッシュの繊維が柔らかいため、ネックレスを傷めることなく保管することができます。
1.ティッシュを縦半分に切り、縦長の長方形を作る。
2.ティッシュの上に、ネックレスが垂直になるように置く。この時、ネックレスの留め具側が3分の1ほどティッシュからはみ出すように置くようにする。
3.ティッシュとネックレスをそれぞれ半分にたたむ。
4.ティッシュを巻いていく。
④ジュエリーケース/ジュエリーポーチに入れる
既製品を使った保管方法の一つ目は、ジュエリーケースやジュエリーポーチに入れるという方法です。
ジュエリーを収納する専用の製品ですので、使いやすさや品質への安心感を求める方にはおすすめです。
また、フタをすることができるため、ホコリを防ぐこともできます。
⑤アクセサリースタンドに吊るす
お気に入りのネックレスを外から見える状態で保管する、いわゆる「見せる収納」としておすすめなのがこの方法です。
最近ではおしゃれなデザインのアクセサリースタンドが多く販売されています。
お部屋の雰囲気に合ったものを選んでみてはいかがでしょうか。
⑥コルクボードに吊るす
「もっと自分の好きなデザインの保管グッズが欲しい!」という方には、コルクボードを使う方法が良いでしょう。
コルクボードに画びょうなどを取り付けてネックレスを吊るすだけで、オリジナリティのある「見せる収納」が完成します。
コルクボードも画びょうも様々な色や形のものが販売されていますので、お好みの組み合わせ見つけてみてははいかがでしょうか。
⑦書類ケースに入れる
書類ケースとシール等で固定できるフックがあれば、簡単にネックレスの保管箱ができちゃいます。
ネックレスを見えないように保管したいという方や、できるだけコンパクトに保管したいという方におすすめの方法です。
①B4サイズ程度の書類ケースに、シール等で固定できるフックを付ける。
②フックにネックレスを吊るし、書類を入れた時と同じように立てて収納する。
5.ネックレスが絡まってしまった時の解決方法
ネックレスを絡ませないための正しい保管方法についてお分かりいただけたかと思います。
しかし、どんなに気を付けていてもネックレスが絡まってしまうことはあります。
絡まってしまったネックレス、絡まりを解いてもう一度着けられるようにしたいですよね。
お気に入りのものや記念のものならなおさらです。
ここでは、ネックレスが絡まってしまった時の解き方についてご紹介します。
絡まってしまったネックレスをお持ちの方は、ぜひお試しください。
ネックレスを解く時には、「優しくゆっくり」を心掛けてやってみてくださいね!
※ネックレスに影響が出る場合もありますので、自己責任でお試しください。
また、以下の方法で解決しない場合は、購入店舗などに持ち込んでプロに任せるようにしてください。
5-1.つまようじで叩く
つまようじさえあれば、絡まったネックレスを簡単に解くことができるんです。
これは、複数のネックレス同士が絡まってしまった場合におすすめの方法です。
つまようじは1本でも絡まりを解くことはできますが、2本あった方が解くのがスムーズです。
代用品として針やピンセットなども使えそうですが、ネックレスを傷つけてしまうため避けた方が良いです。
①ネックレスの留め具を外し平面に置く。
②つまようじで絡まった部分を優しく叩く。
③絡まった部分がほぐれてきたら、広げるように少しずつ解く。
5-2.ベビーパウダーをかける
ベビーパウダーを使っても、ネックレスの絡まりを解くことができます。
これは、ネックレスが単独で絡まってしまった場合におすすめの方法です。
ベビーパウダーが絡まりの中に入り込むと、チェーン同士の滑りが良くなります。
これにより、ネックレスの絡まりが解けやすくなるのです。
ベビーパウダーがない場合は小麦粉や片栗粉でも代用できますが、研磨作用のある重曹、油分を含むパウダー化粧品などはネックレスを傷つける恐れがあるため使わないようにしましょう。
複雑に絡まっている場合は、つまようじの併用がオススメです。
①ネックレスの留め具を外し、ティッシュやお盆の上に置く。
②結び目が隠れるようにベビーパウダーをかける。
③結び目にベビーパウダーが入りこむように、チェーンを優しく揺らして動かす。
④ベビーパウダーがなじんだら手で絡まりを解いていく。
⑤絡まりが解けたら水洗いし、やわらかい布で拭く。
5-3.石鹸をつけて動かす
指輪が外れなくなった時にも耳にする、石鹸を使ったこの方法。
実はネックレスのトラブルにも有効なのです。
①石鹸を軽く泡立てて、ネックレスの絡まっている部分に付ける。
②絡まった部分を軽く洗うようなイメージで、ネックレスを手の平の上で軽く転がしたり、揺らしたりする。
③ネックレスが解けたら十分にすすぎ、水気を拭き取る。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回ご紹介した内容を生かして、ストレスなくネックレスを楽しみましょう!
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「ジュエリーや宝石に興味が湧いた!」という方は、ぜひこちらもご覧ください。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。