耳元を華やかに演出してくれるジュエリーと言えば、イヤリングとピアスですよね。
この2つのジュエリー、それぞれの違いや良さはどこにあるのでしょうか。
今回は、イヤリングとピアスの違いについて解説します。
この記事を参考に、どちらのジュエリーの方が自分に合っているのか一緒に考えてみましょう。
それではご覧ください!
目次
1.イヤリングとピアスの基本
イヤリングとピアスの違いについて知る前に!
まずは、イヤリングとピアスがそれぞれどのようなジュエリーなのか見てみましょう。
1-1.イヤリングとは
耳たぶを留め具で挟んで装着するジュエリーです。
耳たぶを挟むための留め具は、バネ式やネジ式、クリップ式など様々なタイプのものがあります。
1-2.ピアスとは
耳たぶに開けた穴(ピアスホール)にピアスの針を刺して装着するジュエリーです。
耳たぶに刺した針を、耳の後ろ側からキャッチと呼ばれる留め具で固定します。
画像のように、引っかけるだけで装着できるフック式のピアスもあります。
ピアスホールの開け方については、以下の記事を参考にしてみてください。
2.イヤリングとピアスの4つの違い
イヤリングとピアスの基本についてはお分かりいただけたかと思います。
次に、イヤリングとピアスの違いについて詳しく見ていきます。
ここでは、大きな違いを4つご紹介します!
2-1.装着方法
【イヤリング】
イヤリングは、耳たぶを留め具で挟んで装着するジュエリーです。
イヤリングの留め具を開き、耳たぶを下から挟みます。
その後、留め具をしめてきつさを調節することでイヤリングを固定します。
耳たぶを挟んで固定するため、ピアスのように耳たぶに穴を開ける必要はありません。
【ピアス】
ピアスは、耳たぶに開いた穴にピアスの針を刺して装着するジュエリーです。
耳にあいたピアスホールに、ピアスの裏側についている針を刺します。
その後、耳の後ろ側からキャッチでピアスを固定して装着します。
ピアスを着けるためには、必ず耳たぶに穴を開ける必要があります。
2-2.着用時の見た目
【イヤリング】
イヤリングの留め具は、しっかりとしたつくりになっており、ある程度の大きさがあります。
そのため、イヤリングは着用時に留め具が目に入りやすいジュエリーと言えます。
【ピアス】
ピアスを耳の後ろ側から固定するキャッチは、耳たぶで隠れる程度の大きさです。
正面や横から見てもほとんど見えません。
そのため、留め具が悪目立ちすることがなく、純粋にデザインを楽しむことが出来ます。
2-3.価格帯
【イヤリング】
イヤリングはピアスよりも複雑な構造をしており、ピアスよりも多くの部品が必要になります。
そのため、一般的にはイヤリングの方がピアスよりも少し高めに値段が設定されています。
たとえ全く同じデザインであっても、ピアスよりもイヤリングの方がコストが多くかかってしまうのです。
【ピアス】
ピアスは、装飾部分の裏側に針を立ててあるだけの簡単な構造です。
そのため、必要な部品数が少なく、装飾部分以外にかかるコストが抑えられるため、イヤリングよりも安い値段で販売されている場合が多いです。
2-4.デザイン
【イヤリング】
耳たぶを挟んで装着するイヤリングの特性上、その機能を邪魔しないデザインにする必要があります。
このような制限があるため、デザインの種類はピアスよりも少なめです。
【ピアス】
イヤリングのような、機能によるデザインの制限がほとんどないため、幅広いデザインのものが展開されています。
ピアス前面の装飾部分だけでなく、留め具であるキャッチにデザイン性をもたせたものなども登場しています。
3.メリットとデメリット
イヤリングとピアスの違いについては、お分かりいただけましたね。
では、イヤリングとピアスそれぞれの良い点と悪い点はどこなのでしょうか。
ここでは、それぞれのメリットとデメリットについてまとめてみました。
違いがある分、その良い点・悪い点もそれぞれです。
・イヤリングのメリット
イヤリングは、耳たぶを挟んで装着するジュエリーです。
耳たぶに穴を開けるのが怖いという方や痛みに弱い方にとっては、穴を開けなくても身に着けられるという大きなメリットがあります。
また、耳たぶに穴を開ける必要が無いため、子供から大人まで年齢を問わず気軽に着けることができます。
まとめると、「耳たぶに穴を開ける必要が無い点」、「年齢を問わず身に着けられる点」がイヤリングを選ぶメリットと言えるでしょう。
・イヤリングのデメリット
イヤリングの留め具はしっかりとしたつくりになっているため、着用時にどうしても目立ってしまいます。
そのようなつくりの分コストもかかるため、ピアスと比べると値段が少し高くなってしまいます。
イヤリングは耳たぶを挟んで固定するという機能があるため、その機能のためにデザインの幅が狭まってしまうことも多いです。
耳たぶを挟むだけで簡単に着用できますが、その分外れやすくもあるため、紛失してしまうこともよくあります。
また、長時間身に着けていると、耳たぶが痛くなってしまいがちです。
イヤリングの留め具の種類はたくさんありますが、基本的にはどれも耳たぶを挟んで固定するため、痛みが伴う場合が多いです。
耳たぶが痛くなってしまった時の対処法については、以下の記事をご覧ください。
まとめると、「着用時に目立つ点」、「値段の高さ」、「デザインの幅の狭さ」、「紛失しやすさ」、「着用時の痛み」がイヤリングを選ぶデメリットと言えるでしょう。
・ピアスのメリット
イヤリングに比べて留め具がコンパクトであるため、すっきりした見た目で着けることができます。
また、長時間身に着けていても痛みがありません。
イヤリングだと耳たぶが痛くなってしまいがちな大きな装飾が付いているデザインでも、快適に身に着けることができます。
ピアスは、ピアスホールに貫通した状態で固定されているため、落としてしまう可能性が少ないです。
針と留め具だけの簡単なつくりであるため、デザインが機能に制限されず幅広いデザインが展開されているだけでなく、製作コストが抑えられるため、イヤリングよりもリーズナブルな価格で販売されています。
まとめると、「見た目のすっきり感」、「着け心地の良さ」、「紛失のしにくさ」、「デザインの幅広さ」、「リーズナブルさ」がピアスを選ぶメリットと言えるでしょう。
・ピアスのデメリット
ピアスをつけるためには、ピアスホールをあける必要があります。
ピアスホールをあけることは、針で皮膚を傷つけることと同じであるため、どうしても痛みを伴います。
これは、病院であけてもご自宅であけても同じです。
この時、ピアスホールが上手く安定しないと炎症を起こしてしまう可能性もあります。
ピアスホールを安定させるためには、一定期間ピアスを着けたままにしなければなりませんが、その時にケアを怠ってしまうと皮膚トラブルを引き起こしてしまうことがあるのです。
また、小・中学校はもちろん、高等学校でも校則によってピアスの着用を禁止している場合が多いです。
そのため、ピアスの着用は一定の年齢を超えていないと難しいでしょう。
ピアスの留め具であるキャッチは、イヤリングのように装飾部分と一体になっていないため、なくなってしまうことがあります。
キャッチはとても小さく、着用時に目立たないのが良い点ですが、その分一度落なくしてしまうと見つけるのが困難です。
ピアスの留め具をなくさないようにする方法については、以下の記事をご覧ください。
まとめると、「ピアスホールを開ける時の痛み」、「皮膚トラブルが起こる可能性がある点」、「着用できる年齢に制限がある点」、「留め具がなくなることがある点」がピアスを選ぶデメリットと言えるでしょう。
4.混同しやすい似たジュエリー
ここまでお読みいただいて、イヤリングとピアスの違いやメリット・デメリットはお分かりいただけましたね。
しかし、他にもピアスやイヤリングと似たジュエリーがいくつかあります。
ここでは最後に、イヤリングやピアスと混同してしまいそうなジュエリーを3つご紹介します。
それぞれのアイテムの特徴や違いを知り、自分に合ったアイテムを見つけましょう。
4-1.ノンホールピアス
見た目はピアスのようにスマートですが、名前の通りピアスホールは必要ありません。
ノンホールピアスは、U字型の留め具を耳たぶの下側から上にスライドさせて装着します。
透明の樹脂タイプの留め具が使われているものが多く、まるで本物のピアスをつけているように見えます。
見た目はピアス、使い方はイヤリングのようなジュエリーです。
樹脂タイプの留め具の場合は、金属アレルギーの心配が要らないという点もメリットとして挙げられます。
ただし、ノンホールピアスはきつさの調整ができないため、耳たぶが平均よりも厚い方、薄い方は注意が必要です。
ピアスホールは開けたくないけれど、耳が痛くなってしまうのは嫌だという方におすすめです。
4-2.マグネットピアス
マグネットピアスは、磁石が入ったパーツ同士で耳たぶを前後から挟むことで装着します。
そのため、名前に「ピアス」とつきますがイヤリングと同様にピアスホールは必要ありません。
こちらもノンホールピアスと同様に、見た目はピアス、使い方はイヤリングのようなジュエリーと言えます。
ノンホールピアス以上に本物のピアスを着けているように見えるため、見た目にこだわりたい方におすすめです。
4-3.イヤーカフ
耳の凹凸に引っかけて装着するのがイヤーカフです。
引っかけるという装着方法から、イヤリングにもピアスにも類さない新しいジュエリーと言えるでしょう。
イヤーカフはデザインやサイズの幅がとても広く、シンプルなものから個性的なもの、大きなものから小さなものまで様々です。
最近では、リングとしても使えるイヤーカフなども発売されています。
着用時の痛みはなく、着け心地の良いジュエリーです。
おわりに
いかがだったでしょうか。
自分に合ったジュエリー選ぶことは、ジュエリーを楽しむ上でとても大切なことです。
この記事を参考にイヤリングとピアスのそれぞれの違いを知って、自分に合ったジュエリーを身に着けましょう。
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「ジュエリーや宝石に興味が湧いた!」という方は、ぜひこちらもご覧ください。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。