華奢で可愛らしいチェーンのネックレス、ふとした時に切れてしまったという経験はありませんか?
気に入っていたものあれば、ショックが大きいですよね。
今回は、ネックレスが切れてしまう原因や修理方法についてご紹介します。
ネックレスが切れてしまって悲しい思いをしたことがある方、必見です!
それではご覧ください!
目次
1.ネックレスが切れる原因
ネックレスは、どのような時に切れてしまうのでしょうか。
一言でいえば、強い力がかかった時です。
ネックレスに強い力がかかった時、ネックレスが切れることによって力を外へ逃がし、首元に全ての負荷がかからないようになっています。
ネックレスに強い力がかかるのは、例えば着替え中に引っかけてしまった時やお子さんにネックレスを引っ張られた時などが挙げられるでしょう。
力のかかり方が悪いと、とても強く引っ張ったわけではないのに切れてしまうこともあります。
2.ネックレスが切れた時にすべきこと
ネックレスが切れてしまう原因はお分かりいただけましたね。
では、ネックレスが切れてしまった時、皆さんはどのような行動をとっているか思い出してみましょう。
ネックレスが突然切れたとなれば、驚いてしまいますよね。
ですが、この時に一旦落ち着いてやっておいた方がいい2つの行動があるんです。
ネックレスが切れた時の被害を最小限に抑えることが出来ます。
2-1.パーツの回収
ネックレスが切れてしまった時、近くにパーツが散らばっていませんか?
それらを回収しておけば、そのパーツを使ってネックレスを修理をしてもらえる場合もあるため、可能な限り散らばったパーツは集めて保管しておくようにしましょう。
ネックレスをよく見て、足りないパーツがあると思った時は、少し周囲を探してみましょう。
2-2.切れた部分の保護
チェーンが切れた部分は脆くなっているため、別のパーツが取れてしまうなどの新たなダメージが生まれやすくなっています。
切れてしまったチェーンの先は、ティッシュで包んだりジップ袋で覆ったりして保護しておきましょう。
新たにパーツが外れてしまうのを防ぐだけでなく、チェーンの先をどこかに引っかけてしまうことの防止にも繋がります。
3.切れ方の種類と修理方法
では、切れてしまったネックレスはどのように修理するのでしょうか。
修理の方法は、ネックレスの切れ方によって異なります。
「ネックレスが切れた」と言っても、実は何種類かのパターンにわけることが出来るのです。
ここでは、ネックレスの切れ方の種類とその修理方法をご紹介します。
ネックレスの切れ方によっては、とても簡単に修理が出来る場合もあります。
お手持ちのネックレスをよく確認してみましょう。
①丸カンが外れてしまったパターン
ネックレスが切れてしまったと思っていたら、実はパーツが外れただけだったという場合があります。
ネックレスの留め具などは、多くの場合丸カンや小判カンと呼ばれる環状のパーツでチェーンに取り付けられています。
このパーツが外れてしまった時に、ネックレスが切れてしまったと勘違いしてしまうことが多いのです。
丸カンや小判カンには元から隙間があいているため外れてしまうことも多く、起こりやすいトラブルの一つと言えます。
ネックレスに強い力がかかった時、ネックレスが切れることによって力を外へ逃がすとお伝えしましたが、これもパーツが外れることで起こっている場合がほとんどです。
【修理方法】
もう一度ネックレスに丸カンを取り付け直すことで修理できます。
お店に修理に出した場合、丸カンさえあれば5分とかからず対応してもらえるでしょう。
元々ネックレスについていた丸カンが手元に残っている場合は、ご自身でもう一度ネックレスに取り付けることもできます。
ラジオペンチなどの先の細い工具2本で丸カンを挟んで口を開き、ネックレスを取り付けてもう一度丸カンの口を閉じます。
丸カンが手元に残っていない場合は、手芸屋さんなどで購入しましょう。
丸カンの取り付け方は、以下のサイトを参考にしてみてくださいね。
②チェーンが途中で切れてしまったパターン
丸カンのようなパーツが外れてしまったのではなく、チェーン本体が切れてしまったという場合もあります。
このような場合は、パーツを付け直すことで修復するというようなことが基本的には出来ません。
専門的な技術によるしっかりとした修理が必要になります。
【修理方法】
そのチェーンを復活させる場合は、切れてしまった部分を繋げ直す必要があります。
ですが、その作業を行うためには専用の道具や技術が必要になるため、このような場合にはお店や修理店に依頼しましょう。
少し時間がかかる場合もありますが、溶接などの専門の技術でチェーンをくっつけてもらうことが出来ます。
これ以外の方法として、チェーンを新しくする方法があります。
チェーンが途中で切れてしまうのは、そもそもチェーンの強度が低下してしまっている可能性もあります。
そのようなチェーンを修理して使い続けても、すぐにまた切れてしまうかもしれません。
チェーンを取り換え可能なネックレスであれば、交換してしまった方が安心でしょう。
③糸やワイヤーが切れてしまったパターン
ビーズアクサセリーなどのように、糸やワイヤーに飾りを通してあるネックレスで起こる切れ方です。
ネックレスに強い力がかかって切れてしまうパターンの他に、糸やワイヤーの劣化によって切れてしまうパターンもあります。
【修理方法】
新しい糸やワイヤーに飾りを通し直せば修理することが出来ます。
器用な方ならば、ご自宅でも修理することができるでしょう。
修理をする際には、出来るだけ新品に近く劣化の進んでいない糸やワイヤーを使うようにしましょう。
修理をする際には、以下のサイトを参考にしてみて下さいね。
「ビーズネックレスの作り方。子供用で簡単に100均テグスで手作りできます♪/ママと子供のHappy Life」
④真珠のネックレスが切れてしまったパターン
真珠のネックレスが切れてしまうのは、中を通っている糸が切れてしまったためです。
真珠のネックレスは、実は定期的な糸交換が推奨されているアイテムです。
時間の経過とともに糸が緩んでしまうと、真珠同士で摩擦が起きて傷んでしまったり、突然ネックレスが切れて真珠がばらばらになってしまうためです。
ネックレスの端をつまんで垂直に垂らした時、真珠の間に5mm以上隙間が出来る場合は糸の交換をお勧めします。
【修理方法】
「糸を交換するだけなら自分でできるかも!」とお思いかもしれませんが、あまりおすすめしません。
真珠のネックレスはただ糸が通してあるだけではなく、真珠の間に結び目を作るなどのような専門的な技法が用いられています。
また、ご自身で糸交換をした時にたるみができてしまうと、見た目の美しさが損なわれてしまうことも。
糸交換をした後もネックレスを安心して使えるようにするためにも、プロに任せるのがベターです。
4.修理が出来る場所
ネックレスの切れ方とその修理方法について、お分かりいただけましたね。
ここで気になるのが、お手持ちのネックレスが修理が必要な状態だった場合、どこに持ち込めば良いのかということです。
そこで、ネックレスの修理を受け付けてもらえる場所をご紹介します。
ご自身で修理が難しい場合には、以下のような場所にネックレスを託しましょう!
4-1.ジュエリーの購入店舗
そのネックレスの購入店舗であれば、保証書を持参すれば無料で対応してもらえる場合もあります。
他の修理店などに持参してしまうと、それ以降はアフターサービスを受けることが出来なくなることもあります。
ネックレスが切れてしまった時は、まず購入店舗に持ち込むのが良いかもしれません。
4-2.ジュエリー修理店
最近では、大型ショッピングモールなどにも店舗を構えていることが多いジュエリー専門の修理店。
ジュエリーを専門に扱っているだけあって、幅広い種類のネックレスを修理してもらえることが多く、1~2週間程度で仕上げてもらえます。
個人で運営しているお店であれば、即日対応してもらえる場合もあります。
4-3.郵送で修理
近所に購入店舗や修理店が無いという場合は、ネックレスを郵送して修理してもらうこともできます。
インターネットから申し込みをして、あとはネックレス所定の場所へ送るだけ!
インターネットから修理を受け付けているお店は多くありますので、安心して修理をお願いできると思えるお店を選んで申し込みましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
ネックレスが切れてしまって悲しまれていた方も、この記事を参考にネックレスを修理してみましょう。
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またジュエリー相談所では、ジュエリーや宝石の販売も行っております。
「ジュエリーや宝石に興味が湧いた!」という方は、ぜひこちらもご覧ください。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。